本データベースは東京国立博物館で所蔵する書跡・和書・歴史資料に分類される列品の内、日本と朝鮮半島・中国を含む東アジア各国との国際交流の変遷に関係する資料として抽出した、書誌データと資料を全撮影した画像で構成される。特に今回公開したものは、江戸時代に日本と朝鮮王朝との間で行われた正式な外交使節であった朝鮮通信使に関係する資料と、琉球王国における国王や江戸幕府の将軍の交代時に琉球より派遣された慶賀使・謝恩使などの「江戸上り」の実態がうかがえる文献資料を中心とした。今後、暫時更新を行い、新たな資料のデーベース上での公開に努めていきたい。

また、本データベースの作成については平成23年度科学研究費補助金(公開促進費・デーベース)の交付を受けている。

2012年6月30日 公開