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機密
1950年6月13日 George N Kates
108ラジオ東京ビル

イチロウ ヤワタ氏(48歳)国立博物館
トモユキ ヤマノベ氏(43歳)国立博物館
キクオ アタラシ氏(42歳)Institute of Art Research,National Museum *1
ジョウ オカダ氏(39歳)国立博物館
ヤスジ マエダ氏(37歳)東京美術学校 *2、そして、ヤスオ カモン氏(36歳)国立博物館

プロジェクト150(日本の人事交流プログラム)候補者の初期面接。

  1. 美術顧問は上記の者について踏査面接を順に行った。その目的は英語能力と多方面にわたる技能の確認である。
  2. これらの推薦者達はヤマノベ氏とアタラシ氏(後者は米国ですでに二年働いたことがある)を除いて、能力が不安になるほど低いことを記載しなければならない。候補者達の日常会話の英語知識はとてもとぼしかった。概して、彼らの年齢層は36~48歳で高めでもあった。
  3. もし、これが我々と国立博物館で一緒に働く人の見本であれば、これからの道のりは困難である。しかしながら、いうまでもないが、海外へ行く特権が確定した候補者達の中に、悲観している者はいなかった。

G.N.K


*1 キクオ アタラシ(新 規矩男)は東京美術学校(現 東京藝術大学)の教授であるため、この役職については調査中である。
*2 現東京藝術大学

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