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機密

1950年6月15日 George N.Kates
107、ラジオ東京

Mr.Walter Nichols, 宗教・文化資源課、代理部長
イシダ氏、民族学院、宗教・文化資源
フジカワ氏、国立博物館、管理課長
ウエノ氏、東京藝術大学、学長

博物館間交流プロジェクトにおける候補者選別における第2回会議
(日本のための人事交流プログラム)

  1. 上記の日本側の委員会が推薦した6名について、美術顧問による面接の結果を討論するために2回目の会議が開かれた。
  2. 会議の冒頭、Nichols氏はプロジェクトの総合目的について指摘し、候補者は、日本帰国後、得た情報をできる限り広く普及し、各領域の指導者になる立場にならなければならないと強調した。
  3. 彼は、言語能力は必須だと強調した。候補者は英語を実用的に使えなければならない。訪問団には通訳はいないし、通訳に時間を割く暇がないくらい忙しい運営者と会談しなければならない。
  4. その後、面接した顧問が6名の候補者の英語能力を評価した。その中で、アタラシ氏(以前米国へ渡ったことがある)は良い、ヤマノベ氏はまずまず、イシダ氏の唯一の推薦者であるヤワタ氏はその分野では評価される学者かもしれないが、ある程度読み書きはできても、英会話は全く把握できなかった。残り3名の候補者、オカダ氏、カモン氏、マエダ氏は英語能力が不十分なだけではなく、個人としての能力の低く、専門知識も足らなかった。これらの事実を全員が理解したようである。
  5. 次に、委員会は候補者にどのような命を下すか、そして選別された最初の3人が代表チームになるかを問われた。これに対して、委員会はこのグループはとてもバランスが良く、専門も重ならず、各候補者が自分の分野の代表者であると回答した。言語が得意な2人が不出来の3人目を助けるだろう。
  6. Nicholas氏と顧問両者は、言語能力により、このプロジェクトを3人から2に削減できると主張した;3人目は最初の2人と一緒に旅をしなければならないため、3人目が代表する考古学のプログラムを組むことができない。
    この点においてイシダ氏は、ヤワタ氏は彼の言語能力が低くても、民族学や文化人類学からの雄一の候補者であることを強調した。
  7. 最終討議の後、3名の委員会はこのプロジェクトの候補者として、アタラシ氏とともに、ヤマノベ氏、ヤワタ氏の推薦を決定した。その後、候補者3名はRCR部門によって適切な推薦状が提出されることが保証された。RCR部門はヤワタ氏の受け入れについて、言語能力不足でも推薦するが、言語の必要性が免除されることは保証できないと勧告した。

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