独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館 学芸研究部保存修復課 神庭信幸、塚田全彦、和田浩、土屋裕子
保存と公開の立場に立った活動、初期段階における予防の効果的な実施、
必要に応じた修理の確実な保証
劣化･損傷発生の確率を０（ゼロ）とするゼロディフェクトを目標にしない
劣化･損傷発生の確率としてシックスシグマ（百万回に3,4）を目標とする
劣化・損傷に影響を及ぼす因子の定義と分類（Defect）
決定的な影響を与える限界点の定義（Critical to Quality）
環境センサーの増設とネットワーク化、文化財保存カルテの電子化
移動・所在情報のリアルタイム収集
地理情報分析データベースの作成、三次元仮想空間にデータを格納した
直感型インターフェースの開発
データベースの分析に基づく改善案の策定
改善策の実施状況の管理
12万件余の収蔵文化財の劣化速度の抑制
包括的な解決を図る方法論を伴う哲学の提示
ナショナルセンターとして臨床的方法論を国内外に発信
