古写真データベース 凡例
Ⅰ、撮影対象
- 焼付け写真は写真資料の体裁、装丁の状態を明らかにするため、全紙撮影、台紙の裏面、アルバムでは表紙、見返し、白紙を含む全頁撮影を原則とする。
- ガラス乾板は反転に関わらず、ガラス面を上面にした画像を原則とし、状態の悪いものは対象外とする。
Ⅱ、データについて
1. 入力文字
- 旧字及び異体字は常用漢字を使用する。
- 判読できない文字は、「□」もしくは「判読不能」と表示する。
- 補足、補充した語については、「[ ]」を付す。
- ミセケチは、「< >」を付す。
- 入力できない文字は「〓」を用いて表示する。
2. 詳細項目について
項目 | 内容 | 例 |
---|---|---|
画像番号 | 本データベースの英文「Database of Tokyo National Museum Photographic Collection」の略称「PCDB」を画像番号記号とする。 | |
焼付けは「PCDB」を用いて6桁で表記する。 | PCDB-000001 | |
ガラス乾板は「PCDBD」を用いて7桁で表記する。 | PCDBD-0000001 | |
ガラス湿板は「PCDBW」を用いて7桁で表記する。 | PCDBW-0000001 | |
種別 | 焼付け、ガラス乾板、ガラス湿板の別を表記する。 | 焼付け ガラス乾板 ガラス湿板 |
東京帝室博物館美術課列品写真目録番号 | 大正8年(1919)に刊行された『東京帝室博物館美術課列品写真目録番号』の目録番号を表示し、「美写」を目録番号記号とする。 | 美写1 |
幕末明治期写真資料目録番号 | 平成11・12・14年に刊行された『東京国立博物館所蔵幕末明治期写真目録』1~3の目録番号を表示し、各巻号1・2・3をⅠ・Ⅱ・Ⅲとして番号の先頭に付す。 | Ⅲ-5535 |
目録番号 | 東京帝室博物館美術課列品写真目録、幕末明治期写真資料目録以外の目録及び台帳番号を表記する。 | 写真種板原簿;1 |
アルバム等名 | アルバム、もしくは一群に称された名称を表記する。 | 絵画写真帖 北京城写真 |
被写体のデータ | 名称、作者、所蔵者、出土地を表示する。原則として台紙、目録及び台帳に記載された表記に従う。 | |
名称に続く詳細表示等は「;」で区切る。 | 釈迦如来像;側面 | |
名称の記載のないものは、一般名称を表記し、「[ ]」を付す。 | [白衣観音像] | |
異なる名称の表記がある場合には「/」で区切って列記する。 | 枯木竹小鳥図屏風/花鳥図屏風 | |
台紙貼等の裏面の画像には、名称の後に「_裏面」を表記する。 | 白衣観音像_裏面 | |
撮影者 | 台紙、目録、台帳に記載された撮影者を表記する。 | 小川一真 |
他資料により判明するものは「[ ]」を付す。 | [小川一真] | |
撮影時期 | 台紙、目録、台帳に記載された撮影時期を表記する。 | 明治21年(1888) |
他資料により判明するものは「[ ]」を付す。 | [明治21年(1888)] | |
撮影時期の判明しないものは推定される時代・世紀を表記する。 | [明治・19c] | |
員数 | 枚数を表記する。 | 1枚 |
台紙貼に複数写真が添付されているものは「組」を、綴本は「冊」、折本は「帖」を単位とし、枚数の後に「(~のうち)」と表記する。 | 1枚(3枚1組のうち) 1枚(1冊のうち) | |
写真添付のない表紙、見返し、白紙等の員数は表記しない。 | (1冊のうち) (1帖のうち) | |
法量 | 縦×横で表記し、センチメートルを単位とする。 | 26.7×15.4 |
本紙法量の後に、台紙貼では「( )」を付して台紙の寸法を、アルバムでは「< >」を付して綴本もしくは折本の寸法を表記する。 | 25.6×16.7(43.0×35.3) 26.7×15.4<42.5×35.0> | |
墨書等 | 台紙、ガラス面等に記載された墨書、朱書、鉛筆書等を表記する。 | |
備考 | 印記、付箋、題箋、ウォーターマーク、その他特記事項を表記する。 | |
印記 | 朱印「東京帝国博物館美術部」 | |
題箋 | 題箋「花鳥図屏風;伝元信筆;京都府大徳寺;18」 | |
付箋 | 付箋「第一一三六号;二等;其二;京都妙心寺塔中東海庵;287」 | |