■ このデータベースは東京国立博物館(以下「当館」という)が所蔵する、平安時代から江戸時代以にかけての古文書について調査研究に必要な基本的事項を集成するとともに、古文書1通ごとの画像を検索できるようにしたものです。

■ データベースの各項目は以下のとおりです。

  1. 列品番号:当館が付与した管理のための番号
  2. 枝番号:一つの列品番号配下に複数の物件が所属している場合に付する番号
  3. 名称:古文書学における分類に従った。参考文献は下記参照。
    1. 日本歴史学会編『概説古文書学 古代・中世編』吉川弘文館,1983年
    2. 佐藤進一『(新版)古文書学入門』法政大学出版会,1997年
    3. 峰岸純夫・井原今朝男・中原俊章他『今日の古文書学第3巻中世』雄山閣出版,2000年
  4. 差出:古文書の差し出した人物(単独・複数)を示す。
  5. 宛所:古文書を受け取った人物を示す。
    1. ※調査・研究により可能な限り人物を特定した。未詳な人物に関しては古文書の表記をそのまま掲示した。
  6. 法量:原則として、本紙の縦×横の寸法(cm)である。
  7. 形質:形状及び墨書、摺刷の別、着色の有無などを記す。
  8. 翻刻文:古文書に記されている文字について書き起こしたものを示す。その際下記のルールに従った。
    1. ・使用されている漢字が旧字・正字の場合はそのまま表記した。
    2. ・異体字の場合は旧字・正字に置き換えられる場合は常用漢字を使用した。
    3. ・判読できない文字は、「□」もしくは「判読不能」と表示する。
    4. ・補足、補充した語については、「[ ]」を付す。ミセケチは、「< >」を付す。
  9. 備考:その他、調査時に確認された事項を記している。
■ 本データベースは歴史資料としての古文書について、調査研究に資するために公開するものです。多くの方の利用を歓迎いたしますが、歴史資料としての性格に留意し、自己の責任において利用されるよう、お願いいたします。本データベースを利用して生じたいかなる結果についても、当館は責任を負うものではありません。

■ 本データベースは、日本学術振興会の平成20年度科学研究費補助金(研究成果公開促進費)の交付を受けて作成したものです。

【出典一覧】

  1. 東京大学史料編纂所編『大日本史料』東京大学史料編纂所,1901年~ → 『大日本史料』
  2. 竹内理三編『平安遺文』東京堂出版,1947年 → 『平安遺文』
  3. 松岡久人編『南北朝遺文 中国・四国編』東京堂出版, 1987年 → 『南北朝遺文』
  4. 杉山博・下山治久編『戦国遺文 後北条氏編』東京堂出版, 1989年 → 『戦国遺文』
  5. 今谷明・高橋康夫編『室町幕府文書集成 奉行人奉書編』思文閣出版, 1986年 → 『室町文書集成』
  6. 小松茂美編『日本書跡大鑑』講談社,1978~80年 → 『日本書跡大鑑』
  7. 小松茂美『足利尊氏文書の研究』旺文社, 1997年 → 『足利尊氏文書の研究』
  8. 東京国立博物館編『東京国立博物館図版目録 琉球資料篇』東京国立博物館, 2002年 → 『東博図版目録琉球篇』
  9. 東京国立博物館編『高山市合併記念東京国立博物館巡回展 国宝 その美と心』高山市・東京国利博物館, 2005年 → 『高山市巡回展図録』
  10. ※ → の名称はデータベース上で表記した出典略称を示します。