『大小暦類聚』データベース凡例/項目及び用語
Ⅰ. 撮影対象
本データベースは、東京国立博物館が所蔵する『大小暦類聚』(所蔵番号 A-8602)全20冊に収められた全丁を、基本見開き(前丁裏と次丁表)で撮影し、全冊の表紙(裏表紙)画像を加えた。画像の順番は、巻一の表紙に続き、一丁表(大小の添付がある場合は右は見返しの白紙)から順に巻二十の二十七丁裏と見返し白紙〜裏表紙までの順である。
Ⅱ. データについて
1. 入力文字
- 文字は、基本あるがままに使用したが、変体仮名はひらがなにした。歴史的仮名遣いとして「ゐ」「ゑ」「ゟ」は、そのまま使用した。
- 物理的欠損、虫損、退色や難読の場合は、「●」もしくは「未判読」とした。
- 大小や暦に直接関係のない内容である場合や、同様のものが長文で存在する場合などはデータを省略した。その場合(前略)(中略)(後略)等で明示した。
2. 詳細項目
項目 | 内容 |
---|---|
ID | 本データベースを作成するにあたりデータの記述単位に振り分けられた整理番号を記載した。 |
列品番号 | 東京国立博物館における資料管理番号を記載した。枝番号は巻数に該当(共通)する。 |
巻数/丁番号 | 全二十巻の何巻に該当するかを記載した。丁番号は、当該データが左右いずれかの丁かを、⚪︎丁表(裏)で明確に示した。番号は、各丁の上部かつ右側から下部左側に至る順にデータベースで個々大小に与えられた番号である。 |
寸法 | 原則として本紙の縦×横(ミリメートル)の寸法を計測した。他に円形は、直径を変形のものは、最大の縦×横を計測した。 |
名称(仮称)/内容 | 大小中に名記述のあるものは、基本あるがままに記載した(上記文字入力参照のこと)。故に、名称以上の情報量を含むものも少なくないが、ここに記載した。図のみの場合などは、その内容から適宜( )中に仮称を付与した。 |
摺/筆 | ここでは、板(版)による「摺」か、筆写した「筆」かを振り分けた。地紋は摺で文字は筆の場合は「摺/筆」の併記とした。 |
年(西暦)/干支/大小月 | 当該の和暦ならびに西暦を併記した。同じくその年の干支と大の月を( )で囲った大小月を記載した。 |
干支情報 | 大小中に、記るされている年紀や干支の情報をあるがままに記載した。 |
大小特記事項 | 大小がどのような形状で表現されているかを簡潔に記載した。 |
備考 | その他、上の項目にない、作者や絵師、彫師などの情報や特記事項等を記載した。絵師名なども、基本はあるがままに記載しているが、検索上は、改名や号のみでも同一絵師として検索が可能。(例:勝川春朗/宗理/北斎/葛飾北斎/画狂人北斎など、いずれで検索も同一絵師として検索可) |