史料テキストと文化財画像の連携による
データパッケージ化の試行

文化財や史資料が有する諸情報をどのようにしてデータパッケージ化することができるかについて試行しています。
博物館をはじめとする所蔵機関が整備していく、データパッケージへ求められる情報の粒度と提供形態や方法はどのようなものでしょうか。それらを定めていくには、広範かつ多様な利活用、そして、継続的なデータ維持管理の在り方を視野に入れながら検討する必要があります。本研究では、手始めとして、文化財や史資料が有するテキストと画像の連携によるデータパッケージ化を試みています。

東京国立博物館蔵「B-3115 古今和歌集 二条為明筆」の仮名序部分を題材として、文章全体を対象としてTEIに基づく構造化をおこなったり、ひとつずつの文字を対象にして史的文字データベース連携検索システムへの参画をおこなったりしています。