杜秋艇「耶馬渓図巻」(東京国立博物館蔵)
豊後日田の豪商森家に生まれた杜秋艇は、頼山陽や田能村竹田といった当時一流の人物たちと交わりながら、中国絵画を収集し、作品を制作していた。本稿では、頼山陽が訪れ、その奇岩秀峰に富んだ景観を絶賛して「耶馬渓」と名付けたことで一躍有名となった土地を、秋艇がどのように絵画化したのかを紹介する。
著者: 大橋 美織(東京国立博物館)
出版者: 醍醐書房
掲載誌,書籍: 『美術フォーラム21』第45号
2022年 6月 30日 公開
関連研究員(当館): 大橋 美織 
データ更新日2022-07-26